2008年3月3日月曜日

<序>動機・・・というほどのこともないけれど

数日間、日常のことを忘れたいなぁ、と思った。
具体的な理由は挙げればきりがないけど、どちらかというと慢性的にそう思っているといえないこともないので、まぁ病気のようなものだと思う。

年末年始の休みはきちんと取れたけれど、それ以降あまり気の休まらない日々だったので、2月の下旬になって少し仕事が落ち着いてきた頃に、カレンダーをよく眺めてみた。

・・・2月29日からの4日間なら、金曜日も月曜日も特に予定は入っていないし、休めるんじゃない・・・?

と、私の中の旅の虫がささやきだして、その時期までもう10日もないというのに、慌ててどこに行こうか考え出した。

4日間という日程は、海外に行くには遠すぎる。けれど、国内にだって行ってないところはいっぱいある。ただ、まだ春は名のみのこの時期に行くとすれば、どちらかというと暖かい場所がいいなぁ・・・

で、挙がったのが四国。しかも、せっかくの自由旅行なので一定のテーマのある旅をしたいなぁ、と思って、以前から興味を持っていた、香川県の直島をメインにすることにした。

直島は、ご存知の方はご存知と思うが、ベネッセ(元・福武書店)が相当力を入れて「アートの島」として開発した、島そのものが美術館のようになっている、瀬戸内海の小島である。

そこまで行くならついでに、もう一つ気になっていた、徳島県・鳴門の「大塚国際美術館」も訪れてみることにした。ここは、おそらく世界最大の「模造美術館」である。大塚製薬がグループ企業のもつ陶板プリントの技術を活用して制作した、「1/1スケールのシスティナ礼拝堂」があることで知られている。

この2箇所を軸にして、飛行機のスケジュールなどと組み合わせると、おおよそこんなルートになった。

東京→岡山→直島→高松→鳴門→神戸→東京

なんとまぁ2泊3日、かつレンタカー無しにしては移動の激しい旅程になってしまった。
時刻表の上での計算だと大丈夫なはずなんだけど、果たして計算どおりにいくかなぁ、、、

若干心配を残してのスタートであるが、ま、ともかく国内だし最悪1日余計に休んでるから大丈夫でしょ、という軽いノリで、旅は始まったのである。

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